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地盤調査(ボーリング調査)・杭基礎
信頼性の高いボーリング調査を設計前に実施し、その地盤に応じた基礎設計を行っています。堅固な支持層まで場所打ちコンクリート杭を築造し、杭周面の摩擦抵抗力と先端の支持力によって建物全体をしっかり支持できる構造にしています。
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かぶり厚さ
鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚さを建築基準法の数値より約10mm(目標値)厚く設定することで、鉄筋の錆のもととなる中性化の進行を抑制します。
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コンクリートの基準強度
躯体コンクリートの設計基準強度を30〜39N/m㎡※と設定しています。30N/m㎡は、JASS5基準で1㎡あたり3,000tの重さに耐えることができる強度です。計画供用期間(柱・梁・壁など構造体の劣化に対して大規模補修を必要としないことが予定される期間)は、約65年に該当します。
※コンクリート強度の単位:強度を表す単位のN/m㎡(ニュートン)
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水セメント比
コンクリートの強さを左右するのが、コンクリートの材料となるセメントと水の重量比。セメントに加える水が少ないほど、密度が高く収縮も起きにくいため、所要の強度や耐久性の高いコンクリートになります。この「水セメント比」を50%以下に設定。水を抑えることで、クラックの起こりにくい頑丈な構造を実現しています。
※住宅建物本体の構造耐力上、主たる建物の基礎柱・梁・床・壁・屋根の構造躯体に使用するコンクリートに限る
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二重天井
コンクリートスラブと天井との間に空間を設けた二重天井を採用。天井裏配線により照明器具の移動や将来のリフォームが容易になります。
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排水管
排水による不快音を抑えるため、キッチンやバス、トイレなど専有部の排水竪管には、遮音材料を巻き付け、遮音性を向上。また、排水系統にも配慮し、各階の排水管が接続する部分には、内部に旋回羽根を備えた特殊継ぎ手を使用し、旋回羽根による水の回転でスムーズな排水を実現しています。
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戸境壁
住戸間を仕切る戸境壁には、200mm以上のコンクリート厚を確保し、隣の住戸から伝わる生活音に配慮しています。また、戸境壁側にコンセント等がレイアウトできるよう、二重壁工法を採用しています。
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防音サッシ
居室の窓には、T-2のサッシを採用。外部の騒音を軽減し、快適な住環境を提供します。
※音の感覚には個人差があります
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住宅性能評価書
国土交通大臣の登録を受けた第三者機関が住宅の性能を客観的に評価する「設計住宅性能評価書」を取得しています。また、竣工時に交付される「建設性能評価書」も取得する予定です。